これはどのOSを使っていてもあり得ることなのでしょうがないんですが、Windows 8.1(8)には、システムファイルチェッカーというシステムファイルの整合性を確認して、不整合なら修復するというコマンドラインツールがありました。これのメリットは現状の環境を基本壊さず、不整合なシステムファイルのみ適切なもの(適切なバージョン)に置き換えて修復してくれることです。
では使い方を。
使い方
- まずコマンドラインを探します。
cmd.exeを見つけてください。 - 見つけたら必ず「管理者として実行」でコマンドラインを実行します。
- コマンドプロンプトが表示されたら、「sfc /scannow」と入力してEnterキーを押します。
- 「システムスキャンを開始しています。…(中略)…検証○○%が完了しました。」と表示されたら、スキャン完了までしばらく待ちます。
- 「検証が100%完了しました。」と表示されたら、システムファイルの整合性を確認して、問題なければコマンドラインを閉じます。
この例では、破損したファイルが見つかって正常に修復されてますね。
よかったよかった。 - 以上で終了です。
システムファイルチェッカーの構文
基本はC:\Windows\System32>sfc /scannowです。
sfcは、「/scannow」の部分にいくつかのオプションがありますので、紹介します。
- /scannow
基本です。
全ての保護されたシステムファイルの整合性をスキャンして、可能な場合には問題のあるファイルを修復します。 - /verifyonly
全ての保護されたシステムファイルの整合性をスキャンしますが、修復操作は実行されません。 - /scanfile
参照したファイルの整合性をスキャンして、問題が識別された場合はファイルを修復します。参照したファイルには完全パスを指定します。 - /verifyfile
参照したファイルの整合性をスキャンしますが、修復操作は実行されません。参照したファイルには完全パスを指定します。 - /offbootdir
オフライン修復の場合は、オフライン起動ディレクトリの場所を指定します。
オフライン修復とは、起動していないWindowsを修復することです。
特にWindowsが起動しない時などに別PCから修復を試みることができます。 - /offwindir
オフライン修復の場合は、オフラインWindowsディレクトリの場所を指定します。
0 件のコメント:
コメントを投稿