ただ制限があって、テザリング時はspモードのテザリング専用APNに強制接続される仕様なので、実質ドコモ以外ではテザリングが使えません。全く理解できないこの制限なんですが、ドコモは何を考えているのでしょうかね? 嫌がらせとしか考えられません。
ということで何とかします。
ルート化済み端末の場合、そういったことも解決できます。
なお、Z1 fだとデータベースの場所もテーブル名も他の端末とは変わってます。
ただデータベースを書き換えるだけでOKになっているのは楽でいいですね。
下準備
- Android SDKのインストールとPATHなどの設定を行ってadbコマンドが通るようにする
- Xperia側でUSBデバッグをオンに設定をする
- XperiaをPCにADB Interfaceドライバで認識できるようにドライバを当てる
- Titanium Backupをインストールしておく
何はともかくバックアップ
何はともかくシステム全体をバックアップしましょう。これで万が一失敗しても失敗前の状態に戻せます。
リカバリを導入している人はCWMかTWRPリカバリでまるごとバックアップしておきましょう。導入してない人はTitanium Backupでアプリとシステムをバックアップしておきましょう。Titanium Backupの有料版はとても便利なので、購入しておくと後々楽に作業できます。ただ文鎮化した場合、Flashtoolでftfファイル書き込み→Googleアカウント設定→Titanium Backupのインストール→Titanium Backupで復旧という作業が必要になり、面倒なのでどうせならリカバリの導入を検討しましょう。こちらなら再起動→リカバリ→Restoreだけで元に戻せますので。
ちなみに当方はTWRPリカバリでBackupしました。
Titanium Backupのsqliteを使う
- コマンドプロンプト(cmd.exe)を立ち上げます。
- USBデバッグがオンの状態でPCに端末を接続します。
- 立ち上げたら以下のように「adb shell」と入力してエンターキーを押し、端末にアクセスします。
端末にアクセスした状態がこちら。
- shellでsuコマンドを実行します。
「su」と入力してエンターキーを押します。
これは端末のファイル操作に関して全権を取得するためです。
初めて「adb shell」でsuコマンドを実行した場合、端末側でUSB経由の完全なアクセスを許可するかどうか聞いてくるので、端末を見て「許可」をタップします。
これで「adb shell」経由で好き勝手出来るようになりました。 - 「root@~」になっていればOKです。
- それではTitanium Backupのsqliteを使って、データベースの中のAPN強制変更している部分を書き換えます。
- 「/data/data/com.keramidas.TitaniumBackup/files/sqlite3」がTitaniumBackupのsqliteです。これでデータベースの「/data/data/com.android.providers.settings/databases/settings.db」を開きます。
以下のコマンドをshellに入力してください。
「/data/data/com.keramidas.TitaniumBackup/files/sqlite3 /data/data/com.android.providers.settings/databases/settings.db」を入力したらエンターキーを押します。
- そうするとこのような画面になります。
sqlite>のところに「update global set value = '0' where name = 'tether_dun_required';」と入力してエンターキーを押します。
エンターキーを押すとこんな感じになります。
黄色が実行された証拠です。
- データベースの変更が終わったので、sqliteを終了します。
下記のコマンド(「.quit」)を入力して、Enterを押してください。
- sqliteを抜けると「adb shell」に戻ってきます。
syncコマンドを実行して、データベースと端末のメモリを同期させましょう。
- 後は適当にexitコマンドを実行して、コマンドプロンプトを閉じます。
- 最後に、ちゃんとテザリングができているか確認してみます。
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