2014年8月1日金曜日

【Xperia Z1 f】ドコモの要らないアプリがいっぱいなので、それらを削除するためにルート化(rooted)する

2014年8月1日金曜日 , , ,
Xperia Z1 f (SO-02F)は、ドコモ向けに作られた端末なのでドコモのサービスに特化しています。なのでMVNOで使うにあたって、使えないサービスがたくさんあります(ドコモのネットワークじゃないと使えない)。また、ちょくちょくドコモのネットワークじゃない的なメッセージを表示してくるのでうざいことこの上ないです。そういうのに限って、消せない常駐アプリだったりするのですよね。これらを消し去るためにルート、要は管理者権限を取得してシステム的にきれいな状態にします。

ドコモ専用の要らないサービスの一部

ルート化(rooted)ってなあに?

ルート化(rooted)とは、端末のシステム内部まで弄れるようにすることです。システム内部まで弄れるということは消せないアプリを消したり、OSを改造したりすることができるということです。反面、システムを壊すこともできるのでルート化には自己責任が付いて回ります。またメーカー的にはシステム内部は触ってほしくないため、基本的にサポートなどは受けられなくなります

ですので、この記事を参考にする方は自分の責任で行ってください。
当方は一切の責任を負いません。

rootkitを実行する(端末をルート化する)

今は便利なものでワンクリックでルート化できちゃいます。
それらソフトを作った方々には頭が上がりませんね。

ルートを取る方法ですが、2種類紹介しておきます。
1つはルート化のみのもの、もう1つはルート化とリカバリの導入も行うものです。
リカバリとはCWMやTWRPリカバリなどのことで、OS丸ごとバックアップできたりします。

rootkitXperiaを使ってルート化する

rootkitXperiaとは、キューブキューブさんが開発している複数のXperia端末向けのワンクリックルート化ツールです。

こちらからソフトをダウンロードできます。
今現在だと、rootkitXperia_20140719.zipが最新版となります。
http://cubeundcube.blogspot.jp/2014/07/xperiarootgx-z2a2.html

サイトを確認すると、
Xperia Z1 f SO-02F 14.1.H.1.281
Xperia Z1 f SO-02F 14.3.B.0.288
とちゃんと対応してますね。
サイトの方で注意書きがあるので引用しておきます。
・トラブっても自力で復旧できること(つまり自己責任)
・ftfやバックアップを作成してある等、いざという時に備えてあること
・Android SDKを導入し、適切なパスを通してあること、
 また作業PCは端末のadbドライバが導入されていること
 (コマンドプロンプトから「adb shell」できればOK)
・母艦はWindows 7(64bit)、端末はSO-01Eで検証済み
当方のサイトをお読み頂いていれば、バックアップやPATH通し、ADBドライバなどは問題ないかと思います。

それではルート化の仕方です。
本当に簡単なので箇条書きで手順を書かせてもらいます。
  1. 端末側で「開発者向けオプション」→「USBデバッグ」などにチェックを入れたりします
  2. 端末の電源は入れたまま、PCと端末をmicroUSBケーブルで接続します
  3. rootkitXperia_20140719.zipを解凍して、中にある「install.bat」をダブルクリックして実行します
  4. 後は自動で処理が進行し、終わると端末が再起動します
  5. PC側で「--- all finished ---」と出てれば成功です。
これだけです。
簡単ですね。

ルート化と同時にリカバリも導入する

こちらもワンクリックルート化ツールなので簡単です。
まず、以下のサイトにアクセスしてファイルを探します。
http://nut.xperia-files.com/

上記サイトにはいろんなrootkitがありますが、今回はXperia Z1 fなので、
  • Z1C-lockeddualrecovery2.7.***-BETA.installer.zip
というものを探します。
今現在ですと、Z1C-lockeddualrecovery2.7.154-BETA.installer.zip (23.61MB)が最新です。

こちらも「rootkitXperiaを使ってルート化する」の項目にある注意書きと同じようにPATHを通したり、ADBを使えるようにしたり、USBデバッグなどを有効にしておいたりします。

では手順です。

まずは、 ダウンロードしたファイルを解凍します。
それと端末側で「開発者向けオプション」→「USBデバッグ」にチェックを入れます。

端末の電源は入れたまま、PCと端末をmicroUSBケーブルで接続します。

解凍したフォルダの中のinstall.batをダブルクリックします。
そうするとこのようなコマンドプロンプトが立ち上がります。


インストールアクションを聞かれているので、「3. Installation on unrooted ROM using the TowelRoot method」を選択するために「3」を入力し、Enterキーを押します。

ADBでの通信が初回だと、コマンドプロンプトで以下のコメントが表示されて、止まるはずです。
=============================================
Waiting for Device, connect USB cable now...
=============================================
もしそうなっていたら、すぐさま端末の画面を見てみます。
恐らく、以下のような「USBデバッグを許可しますか?」の画面が表示されているかと思います。
そうしたら、「このパソコンからのUSBデバックを常に許可する」にチェックを入れてOKをクリックします。(この画面は、rootkitXperiaを使う場合でもADBでの通信が初回だと表示されるはずです)。


そうすると再びPC側でコマンドプロンプトの処理が走り始めます。
途中、コマンドプロンプトで「続行するには何かキーを押してください . . .」と出たら、何かキーを押してください。
そして以下の画面が表示されれば成功です。


終わったので「続行するには何かキーを押してください . . .」通りに何かキーを押してコマンドプロンプトを閉じましょう。
なお、端末は自動で再起動されて、以下のようにリカバリの画面が表示されているかと思います。


後処理をします。
既に端末はrootedになっているのですが、先ほどはリカバリを組み込んだうえでのルート化だったので、今度はSuperSUのインストールをするために再度ルート化処理をします。
二度手間ですが、このrootkitはSuperSUかSuperUserかどちらか好きなSUを選べるためこういう風になっています。

まずは端末からmicroUSBケーブルを外し、電源ボタンとボリュームアップボタンを同時押しし続けて電源を落とします。
そのあと普通に端末を起動させます。

端末が起動したら、PCと端末をmicroUSBケーブルで接続します。
再度、install.batをダブルクリックします。


またインストールアクションを聞かれるので、「1. Installation on ROM rooted with SuperSU」を選択するために「1」を入力し、Enterキーを押します。

コマンドプロンプトで処理が走り始めますのでしばし待ちます。
途中、コマンドプロンプトで「続行するには何かキーを押してください . . .」と出たら、何かキーを押してください。
全作業が終わればコマンドプロンプトは自動で閉じます。

<おまけ>
このrootkitはデュアルリカバリとなっています。
なのでリカバリにCWMかTWRPのどちらかを選べます。
リカバリの起動ですが、端末の電源を完全に落とした後、電源を入れてSONYのロゴが出ている時にボリュームアップボタンを押しているとCWMが、ボリュームダウンボタンを押しているとTWRPが起動します。

最後に

本当にルート化できているか何かアプリでテストしましょう…。

2 件のコメント:

  1. Z1C-lockeddualrecovery2.7.154-BETA.installer.zip は、A2でも使用できるのでしょうか?

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  2. すでに解決されてるでしょうが一応返信しておきます。
    Xperia A2は持っていないので断言はできませんが、Z1fとA2はハードがほぼ一緒なので
    ROMの入れ替えなど自由にできますよね。

    ご質問の件ですが、そのものずばりのことをやられている方がいるのでご参考下さい。
    http://androplus.org/Entry/176/

    多分問題ないと思います。

    返信削除